【時視各角】国民所得3万ドル時代の遺憾=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.03.09 13:09
韓国は昨年、「人口5000万人以上であり1人あたり国民所得が3万ドル」を達成した「30-50クラブ」に仲間入りした。地球上で米国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリアに続いて7カ国目となる。日帝収奪と韓国戦争(朝鮮戦争)を経験した最貧国の奇跡だ。しかし粒子状物質の空襲で呼吸もしにくいなど生活の質が低ければ3万ドルに何の意味があるだろうか。
粒子状物質の濃度を24時間見せるスマートフォンアプリ「エアビジュアル」は、我々の生活の質を赤裸々に見せている。昨日は粒子状物質が退いたが、エアビジュアルを見ると、最近ソウルと仁川(インチョン)は全世界で空気が最も悪いところ1、2位を競っている。そうでなくとも富の二極化で3万ドルの幸せを実感できない人が多いが、粒子状物質は全国民の幸せを落とす怪物になっている。外出もできないため、休日は住宅街の駐車場が車でぎっしり埋まる。春が訪れたが外出する人は少なく、露天商のような低所得層は不況と粒子状物質の二重苦にさらされている。