日本と同じような韓国の「エンゲル係数」逆襲…その理由は(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.04 12:10
家計消費支出で食費が占める割合を「エンゲル係数」という。1857年、ドイツの経済学者エルンスト・エンゲルが考案した指数だ。エンゲルは低所得の家計であるほど生計費における食費が占める比率が高いことを発見した。所得が少なく他のものはすべて減らしても飲食は減らすことができないためだ。逆に富裕層は食費が占める比率が低い。実際、国民所得が高い国であるほどこの指数が低く、低い国はこの指数が高い。
ところが最近エンゲル係数の「逆襲」が始まった。開発途上国ではない国家でもエンゲル係数が高まる現象が出始めているからだ。特に韓国と日本を見ると、典型的なエンゲル係数パターンから外れている。
4日、韓国銀行の国民経済統計の発表結果によると、韓国の外食費を含むエンゲル係数は2009年26.6%から2017年27.4%に増えた。外食費を除外した基準でみると13.8%から14.1%に増加した。この指数は2000年代から徐々に下がり、2007年には11.8%まで落ちた。だが2008年に上昇に転じ、最近では14%ラインを越えた。