【コラム】20代の日本留学で気づいたこと 「なぜ熱心に働くのか」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.31 16:06
20歳になった時、大学の勉強のために日本に行った。数年間過ごしながら痛感したことがある。これほど熱心に働く国民だから怠惰なわが民族を支配して暮らしたのか、という自責感だった。
当時、わが民族は実に怠惰だった。遊んで食べる運が良い運だとし、民謡にも「遊ばずにいられるか」と出てくる。両班(ヤンバン)は貧困に苦しみながらも楊枝をくわえていた。腹いっぱい食べた姿を装うために…。私の妻の話もそうだった。幼い頃、友達と遊びながら、嫁にいく時になれば郵便配達人に行くべきだが、農夫に行くことになればどうしようと心配したという。我々も日本人のように熱心に働くことになればよいというのが夢だった。