セウォル号遺族の国家賠償確定…韓国法務部が上告放棄
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.01 08:36
韓国法務部は先月31日、セウォル号沈没事故の遺族が国を相手に起こした訴訟で大法院(最高裁)への上告を放棄することを決めたと明らかにした。ソウル高裁は先月12日、チョン・ミョンソン4・16民主市民教育院長らセウォル号事故遺族228人が国と清海鎮(チョンヘジン)海運を相手取り起こした損害賠償訴訟の控訴審で原告一部勝訴の判決を出した。
法務部のこの日の決定でセウォル号遺族らは国を相手に訴訟を起こしてから8年ぶりに総額868億ウォン(約91億円)の賠償額を受け取ることになった。ソウル高裁は国軍機務司令部(現国軍防諜司令部)の違法調査など2次加害による被害も追加で認めた。