「セウォル号の10代が梨泰院の20代…累積したトラウマに無力感懸念」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.01 16:32
2014年4月16日のセウォル号沈没事故を体験した10代の高校生は、8年が過ぎたいま20代になった。2022年10月29日に発生した梨泰院(イテウォン)での圧死事故の犠牲者は156人のうち20代が104人(1日午前11時警察発表基準)で最も多い。セウォル号と梨泰院の事故を相次いで体験した20代のトラウマをチェックしなければならないという声が出ている。
国立健康精神センター国家トラウマセンター長のシム・ミニョン氏は1日、CBSラジオのニュース番組に出演し、「セウォル号事故の当事者は言うまでもなく、間接的であってもトラウマ経験をとても若い年齢でしたもの。また、同じ年齢帯の友人が惨事に遭う姿を累積して見ることになった世代になる格好」と話した。
シム氏は、「梨泰院事故の主要死亡者層は20代だが、彼らはセウォル号事故当時10代ではなかったか。世代的にはどんな影響を及ぼすか」という進行者の質問に、「トラウマがどの程度加重され続けるか、累積するかは極めて重要だ」としてこのように話した。