「セウォル号の原因、6対2だったが…政治の影響で3対3になった」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.06 14:12
ソウル梨泰院(イテウォン)ハロウィーン行事期間に発生した10・29圧死事故で158人が犠牲になってから1カ月以上が経過した。警察特別捜査本部の捜査が最終段階にあり、警察・消防・区庁など惨事を招いた公務員に対する処罰の結果が一つずつ出てくる見通しだ。しかし政界は李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官解任案または弾劾案をめぐり政治攻防を続けていて見苦しい。
梨泰院惨事は韓国社会は果たして安全なのか、安全のために我々はどんな努力をしてきたのか、今後は大型惨事を予防できるのか、安全な大韓民国にするにはどうすべきかについて大きな質問を投げかけた。しかし2014年4・16セウォル号惨事(304人死亡)以降に見せた姿のように今回も惨事を政治的に消費する場合、まともに教訓を得ることなく社会的な葛藤と不信感ばかりを深めそうな不吉な予感がする。
海で発生したセウォル号惨事とソウル都心の路地で発生した梨泰院惨事を単純比較するのは難しい。それでも若い命が失われた大型惨事という点は似ている。このような惨事の再発を防ごうという趣旨で、セウォル号原因調査に直接・間接的に参加したり見守ったりした法律家と科学者の経験と考えを聞いた。