複雑な中国「タリバン、中国攻撃認めないと約束した」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.08.17 07:44
20年ぶりにアフガニスタンに復帰したタリバンを見る中国当局の本心は複雑だ。米国が防いでいたイスラム原理主義勢力が中国の火薬庫である新疆に飛び火しないか懸念するためだ。中国は先月2日に米国のバグラム空軍基地撤退から予防外交に出たが急変する事態展開に当惑した姿だ。
中国外交部の華春瑩報道官は16日、「アフガニスタン情勢はすでに重大な変化が発生した」とし2週間ぶりの定例会見を始めた。華報道官は「中国はアフガニスタン国民の願いと選択を尊重する」としながらも「中国はアフガニスタンの国家主権と各政党の願いを十分に尊重する基礎の上にタリバンなどとの連絡と疎通を維持し、アフガン問題の政治的解決に向けた建設的役割を発揮したい」として原則的立場を明らかにした。タリバン政権を承認するかとの質問にも即答を避けた。「建設的役割発揮」という立場だけ繰り返した。