パキスタンで中国人を狙ったバステロ、習氏は激怒「責任明らかにせよ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.07.19 09:53
今月14日、中国人9人など少なくとも13人が亡くなったパキスタンのバス爆発事故について、中国は中国人を狙った組織的テロ事件とみて、テロ犯を突き止めるための捜査チームを直接派遣したと人民日報が18日、報じた。
中国国務委員兼公安部部長の趙克志氏は17日、パキスタンのシェイク・ラシッド・アフマド内相との緊急通話で両国の捜査チームが協力してテロの背後組織を明らかにして厳罰に処すべきと強調した。パキスタンは中国一帯一路(陸・海上新シルクロード)プロジェクトの核心国家であり、中国と唯一の「全天候的戦略協力パートナー関係」を結んでいる。
今回のテロは、14日にパキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で中国国営の建設会社「葛洲堰集団」が建設する19億ドル(約2088億円)規模のダス(Dasu)ダム水力発電所の現場へ向かう出勤バスで発生した。AFP通信は警察の言葉を引用し、40人余りの中国人エンジニア・測量士らが乗ったバスが山岳地帯を走っている途中、突然の爆発で渓谷に転落したと報じた。この事故で中国人9人とパキスタン軍人2人、現地人2人が亡くなり、中国人28名が負傷した。爆弾が事前に道路やバスに設置されていたかどうかは確認されていないとAFPは伝えた。