野党支持の20代、保守化ではない…現政権の「ネロナムブル」を審判=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.17 08:58
「20代の保守化」フレームの診断は間違いだ。今月2日の韓国ギャラップの発表によると、19-29歳の支持率は「共に民主党」(22%)と「正義党」(9%)が「国民の力」(14%)と「国民の党」(3%)より高い。無党層(52%)が圧倒的だ。「国民の力が勝利したと錯覚してはいけない」という金鍾仁(キム・ジョンイン)前非常対策委員長の言葉のように、今回の選挙の最大の貢献者は文在寅(ムン・ジェイン)政権の失政だ。「文在寅大統領式」正義に裏切られた青年が怒りの票を投じた。
ジョン・ロールズによると、正義は平等な自由と公正な機会が前提にならなければならない(『正義論』)。市民の誰もが自由の権利を同等に受け、誰もが特権と反則なく均等な機会が保証される必要がある。避けられない社会・経済的不平等は「もっとも恵まれていない人に最大限の恩恵が与えられる場合」に限り容認される。これを華麗な修辞で組み合わせたのが「機会は平等で、過程は公正で、結果は正しい」という文大統領の就任演説だった。