NYTに登場した「Naeronambul」…韓国与党惨敗の原因に挙げる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.09 07:20
韓国で行われた4・7再・補欠選挙に対して、主な外信は野党が圧勝して文在寅(ムン・ジェイン)大統領が政治的ダメージを受けたという分析を出した。7日、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「韓国の政治状況の変化を知らせるシグナル」というタイトルの記事で「韓国の二大都市の有権者が苦境に立たされた指導者に『惨憺たる打撃』を与えた」と報道した。それとあわせて文大統領の「トーレードマーク」である北朝鮮に対する融和的政策にも赤信号が灯ったと論評した。
NYTは「ネロナムブル(Naeronambul)」という表現を韓国語の発音通りに紹介した。この言葉は韓国の国民が批判する与党の態度を示しているとし、「私(“ネ”)がすればロマンス(“ロ”マンス)、他人(“ナム”)がすれば不倫(“ブル”リュン)」という由来も説明した。慶煕(キョンヒ)大学のアン・ビョンジン教授(政治学)はNYTに対して「国民はたとえ文在寅(ムン・ジェイン)政府が無能でも、少なくとも保守よりは倫理的には優れているだろうと期待した」とし「選挙結果は文政府の『ネロナムブル』に対する国民の不満表出として現れ、文大統領はレームダックに陥ることになった」と話した。