韓国歴史学者「親日派の移葬を主張する与党、自身の族譜を知らずに話す」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.08 15:06
先月31日、ソウル鍾路区(チョンノグ)のハンガラム歴史文化研究所で歴史学者イ・ドクイル所長(60)に会った。イ氏は講壇を中心に構築された日帝植民史学に対抗し、抗日独立運動家の歴史観を継承する民族史学を研究して普及させる歴史学者だ。ユーチューブチャンネル「イ・ドクイル歴史TV」の登録者数は現在3万5000人。登録者の熱情を考慮すれば少なくない数字だ。
文在寅(ムン・ジェイン)政権発足当時、イ・ドクイル所長は電話を何度か受けた。一面識もないが、ほとんどが歴史運動する人たちだった。要旨はこうだ。「植民史学が積弊の中の積弊だが、これからは独立運動家の歴史観を継承する民族史学を(新政権が)支援するのでは」。白凡・金九(キム・グ)と石洲・李相龍(イ・サンリョン)など日帝に抵抗した独立運動家の政治観と歴史観を研究して継承する歴史がこれからは優遇されるはずだという応援の電話だった。