【社説】韓国与党、強硬な親文の後ろに隠れれば未来はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.12 15:17
4・7再・補欠選挙で与党・共に民主党が惨敗すると、その2日後、初選議員らは反省と謝罪の内容の立場表明をした。このうち5人の青年議員は別に記者会見を開き、「民主党の錯覚と判断の誤りがあった」と謝罪した。すると先週末、5人の議員に対して集中攻撃が加えられた。親文派支持者が党員掲示板と議員のSNS、文字メッセージなどで「裏切り者」と批判したのだ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が選挙の翌日、「国民の叱責を重く受け止める」と述べたが、その発言が色あせるほどだった。選挙の惨敗を眺める若手議員の自己反省と政府・与党に向けられた苦言に耳を傾けても足りない時に、口をふさごうと実力行使に向かう姿に、与党を眺める国民の不信感はさらに強まっている。
9日に民主党の初選議員およそ50人は非公開会議を開き、選挙敗北の原因を討論した後、「党憲・党規に基づけば今回の選挙で候補を出すべきでなかった」とし「検察改革は秋美愛(チュ・ミエ)-尹錫悦(ユン・ソクヨル)の葛藤で国民の共感を失った」と明らかにした。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)出身の尹建永(ユン・ゴンヨン)、高ミン廷(コ・ミンジョン)議員は参加しなかった。このうち呉永煥(オ・ヨンファン)、李素永(イ・ソヨン)、張耿態(チャン・ギョンテ)、張チョル敏(チャン・チョルミン)、田溶冀(チョン・ヨンギ)の5人の青年議員は別に「チョ・グク元法務部長官が検察改革の代名詞と考えたが、その過程で国民が怒って分裂したのではないか反省する」として頭を下げた。その後、親文オンラインコミュニティでは5人に対する批判があふれた。青年議員の立場表明を載せた呉議員のフェイスブックには1000件以上の批判コメントが書き込まれ、「初選五敵」という表現までが登場した。