竹槍と義兵の「ポピュリズム」の限界…韓日「シジフォスの岩」破らねば
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2020.11.15 12:14
バイデン時代の米国の外交政策はトランプ政権の時とはさまざまな面で大きく変わると予想される。この4年間に国際関係をビジネスの視点で見るトランプ大統領のために外交の予測可能性は失われ、米国の伝統的同盟国は背を向けた。特に韓国と日本は米国との防衛費交渉問題で大きな苦労をした。幸いバイデン氏はこうした問題で同盟を「恐喝」しないと約束したため、韓米関係は現在より安定的に運用されるだろうという予測が多い。
韓国が韓米関係を安定的に維持するためには韓日関係を復元しなくてはならない。北朝鮮の核問題の解決と北東アジアの安定に向けては韓日米3カ国の協力が絶対に必要だが、これまで現政権の対日政策は正確にその反対に進められた。慰安婦合意の破棄と強制徴用賠償判決で韓日関係はこれ以上悪化できないほどに最悪だ。
なぜ韓日関係は最悪の状態になったのだろうか。政界が作り出した反日フレームに国民がとても簡単に誘惑されたためだ。土着倭寇と竹槍、義兵というキーワードでわかるように、政府と与党は国民の反日感情を利用して政治的利益を得てきた。しかしこうした異常な韓日関係をこのまま継続させることはできない。韓日米同盟ほどではないにしても、韓日米共助は強固に固めなければならない。最悪の韓日関係を象徴するキーワードを中心に誤った韓日関係の現住所とその改善策をみてみよう。