中国高官3人が韓国へ…トランプ大統領の訪韓前に「ファーウェイ」牽制球?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.27 08:45
米中貿易戦争が激化する中、中国共産党の核心権力機構である中央委員会の高官3人が今週、韓国を訪問する。中国共産党員9000万人のうち376人にすぎない中央委員・候補委員3人が同時に訪韓するのは異例。習近平主席の来月の訪韓が事実上なくなった中、トランプ米大統領の訪韓を狙って韓米間の密着を牽制するためと解釈される。
26日に韓国に入国した婁勤倹・江蘇省党書記(63)は29日までの日程で、サムスン・現代車・SK・LGグループなど4大グループの最高経営陣と会う。27日には新羅ホテルでバイオ産業など投資説明会を開催する予定だ。第19代中央委員の婁勤倹党書記は陝西省長を務めた。当時、サムスンの西安半導体工場建設を支援して韓国人の人脈を拡大した。
王小洪・公安部副部長(次官)は27日、韓中司法懸案を議論するため1泊2日の日程で訪韓する。第19代中央委員の王副部長は習近平主席が福建省福州市に勤務した当時の部下で、いわゆる「習家軍(=習近平師団)」だ。