【時視各角】韓国は中国の金融植民地になるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.30 10:43
「投機は狂気の沙汰だ。だが、投機をしなければみじめになる」という話がある。最近爆発した中国証券市場にぴったりだ。今年に入って中国ではとても驚くことが起きた。毎朝公園で広場舞を踊っていたおばさん部隊が蒸発したのだ。1日中株式にはまる “大媽”に変身した。1980~90年以降に生まれた「80後」「90後」もスマートフォンの株式取引画面に鼻を押しつけている。1億人の個人投資家が今年に入って中国証券市場を2倍に引き上げた。
これは中国共産党の高度な戦略でもある。中国はこれまで高い貯蓄率で投資財源を調達し高度成長をしてきた。高金利を維持してきた秘密だ。その結果中国の総負債(企業+政府負債)は国内総生産(GDP)の230%と危険な水準だ。習近平政権発足後、中国は方向を大きく曲げた。李克強首相は経済成長率7%維持と内需消費拡大を政策路線とした。貯蓄を減らし消費を刺激するには低金利が優先だ。1年半の間に4回も基準金利を下げ金融を十分に緩めた。中国のコール金利は2%以下に落ちた。