【中央時評】ただならぬ中国経済の危険警報(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.27 09:41
中国経済の危険を知らせる赤信号が継続的に点滅している。中国は改革・開放で過去35年間で高速に成長したが最近ではエンジンが過熱した状態で運航する飛行機のようだった。今は速度を下げて軟着陸しようとしているが硬着陸する可能性も大きい。中国発の経済危機はやがて韓国経済の危機につながる可能性がある。徹底した備えが必要だ。
昨年の中国の公式経済成長率は7.4%で1990年以降の最低値を記録した。不動産景気の萎縮と製造業の過剰設備で投資増加幅が減った効果が大きかった。一部では公式統計より実際の成長率はさらに低いと主張している。
1月も悪いニュースが続いた。輸出は昨年1月と比較して3.3%減少し、輸入減少は20%に達した。1月の製造業景気展望指数(PMI)は基準値である50以下に落ちた。国際通貨基金(IMF)は修正経済展望で中国の2015年の成長率を既存の7.1%から6.8%に下げた。デフレーション(景気低迷中の物価下落)の懸念も出てきている。1月の消費者物価上昇率は前年同月対比0.8%であった。生産段階での物価上昇率は供給過剰ですでに継続してマイナスになっている。