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「新しい政治家だけが存在するように…」朴大統領発言めぐり政界が反応

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 14:16
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朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日の閣僚会議で5793字の原稿を最後まで読み上げた。200字詰め原稿用紙29枚分の原稿を読むのに16分かかった。このうち12分以上が政界に対する批判だった。原稿には「選挙を手段として当選した後には信頼を破る背信の政治」「(国会の)底意を理解できない」とともに強い程度の表現が登場し続けた。「旧態政治」「審判」のように、なかなか使われていなかった単語も出てきた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「これほどの原稿は、朴大統領のほかに書く人はいない」と話した。

閣僚会議に参加したある要人は「朴大統領の表情は非常に断固としていた」として「政界を批判する時は、声のトーンが普段より2倍以上高かった」と伝えた。特に「信頼を破る背信の政治」に言及する部分で声が最も高かった。

 
この日朴大統領はハンナラ党代表およびセヌリ党非常対策委員長の時期に総選挙をはじめ各種の選挙応援に出たことを思い起こしながら「背信の政治」に言及した。

朴大統領は「私もあれほど当選の機会を依頼しながら党や候補を支援して回ったが、結局戻ってきたのは政治的・道徳的むなしさだった」としながら与党政治家たちの選挙前と後での変わりようを批判した。その背後には、自身が総力を尽くして当選するよう支援したのに、選挙後にはまともに与党が後押ししてくれなかったという不満がある。実際に朴大統領は「あきれた理由で国会で処理できなかった法案を数え上げることが、いつのまにか閣僚会議の主な議題になってしまった現実の政治がたえ難いだけ」とも語った。

ある青瓦台の参謀は「これまで与党の指導部に対して積み重なった不満が今日、爆発したようだ」として「朴大統領は経済再生法案の処理が遅れる渦中でそれなりに行政立法(施行令)を次善策として活用してきたが、それまでも与党が駆け引きするように譲り渡したのだから、どうしてじっとしていられるだろうか」と問い直した。ほかの関係者は「今回、違憲議論が多い国会法改正案が通過するのを見て朴大統領はセヌリ党が『執権』だけしようとして『与党』の勝利はあきらめたと判断したもの」といった。

朴大統領は「今こそ韓国の政治は国民を中心にした新しい政治をする政治家たちだけが存在できるようにしなければならないだろう」とまで言った。単純に野党を狙ったものではなく与野党関係なく改革対象として規定した発言だ。

国会の一部では「朴大統領が党籍離脱を念頭に置いたり、政界を大きく揺さぶってみたりしようという考えではないのか」という話も出てきた。だが与党圏の核心関係者は「朴大統領が与党だけでなく国会全体との関係悪化を甘受しながらも強硬姿勢に出たのは、国政運営においてこれ以上国会に押される状況が広がってはいけないという危機感が働いただけ」としながら「「警告メッセージ以上の意味はない」と一蹴した。

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