【コラム】「第2の韓日関係正常化」と米国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.26 08:24
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が22日、安倍晋三首相に東京の首相官邸で会った。韓日関係の障害だった不和が近いうちに終わりそうだ。同日、両国政府は韓日国交正常化50周年を記念した。節制されていたが、内容的に前向きな行事だった。両首脳が秋にソウルで開催される韓日中首脳会談で、韓日首脳会談のために別途に会う可能性もあるという観測が出てきた。ついに両首脳が初めて首脳会談のために会うのだ。
韓国と日本の関係が歪んだ理由は多いが、2つの事件を挙げたい。最初の事件は、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が2012年に独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問したことだ。振り返ってみると問題のある訪問だった。独島に対して韓国が権利を主張できないからではない。未解決の歴史的イシューに対する国際政治の最も重要な規則を破ったからだ。「善を施すことができなければ、害を及ぼすな」は原則だ。李明博前大統領の独島訪問以前にも日本は毎年「竹島の日」を記念し、これに対して韓国が抗議した。予測と管理が可能な摩擦だった。韓国の大統領で初めて李前大統領が独島を訪問すると、際どかった現状(status quo)が崩れて日本側が反発した。