【社説】孤立を招く外交戦略、いつまで固執するのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.02 13:36
2日に終わった安倍晋三首相の米国訪問を受け、米国と日本が「新蜜月関係」に入った。安倍政権の過去の歴史否定のため対話を拒否してきた中国までが最近、両国首脳会談をするなど和解を図っている。世界の中心軸と東アジアの秩序の枠が速いペースで動いているのだ。
こうした流れの中で留意するべきことは、韓国の外交が下手をすると周辺国から除け者にされる状況を迎えるという点だ。にもかかわらず危機を減らすべき尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は1日、外交・安保党政(政府・与党)協議会で「全く心配する必要はない」と強弁した。「韓米日の三角関係を重視する米国の国家安保戦略などを見ると、孤立は過度な解釈」というのが彼の主張だ。しかしこれこそ現状況を我田引水式に見る過度な解釈だ。政策委員会の議長が主宰する党政協議会を与党院内代表が立ち上がって取りまとめる状況だ。
安倍首相の訪米を控え、米国が日本の肩を持つ可能性が高いという見方が強まった。先月初め、ウェンディ・シャーマン国務次官が「政治指導者が過去の敵を非難することで安っぽい拍手を受けるのは難しくない。このような挑発は発展ではなくマヒを招く」と発言した。誰が見ても慰安婦問題を優先視する朴槿恵(パク・クネ)政権に対する批判だった。その頃、「未来の利益は過去の緊張と現在の政治より重要だ」というアシュトン・カーター米国防長官の発言も出てきた。