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高熱・腹痛苦しめられた朴大統領…「李完九辞表」だけ先に処理(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.27 09:05
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青瓦台の高官は「出国前の12~14日、世界水フォーラムに合わせて訪韓した各国首脳と相次いで会談を開催したうえ、16日の雨中の彭木(ペンモク)港訪問、その後に続いた20時間の飛行など疲労からくる風邪が重なったようだ」とし「帰国後は無理をせずに1日2日だけでも休むのが良いと医者から勧められた」と伝えた。セヌリ党の高位関係者は「心配事が身体にまで影響を及ぼしたもの」としながら「国政の最高責任者として、一連の事態のために感じている苦悩は軽いものではないはずだ」と話した。

このため、後任の首相人選などは速度を出すよりもある程度期間をおいて行われるだろうという見方が自然に重みを増している。検察捜査がどのように展開するかによって大統領の国政構想にも影響が及ぶうえ、4・29再・補欠選挙の結果も見守る必要があるためだ。特に、現政権になって6人目となる首相候補者の指名という以上、仮にまた候補者が揺らぐようなことがあれば国政動力が麻ひするおそれもある。セヌリ党では29日の再・補欠選挙の結果によって首相人選が「和合型」「改革型」のどちらかの方向に決まる可能性が大きいと予測している。

 
問題は、成完鍾リスト波紋の終着点をどこに持ってくるかということだ。朴大統領は李首相の辞表を受理しながらも「成完鍾リスト波紋」には正面から取り組むだろうと青瓦台やセヌリ党関係者が伝えた。セヌリ党の幹部は「首相の辞表を受理しつつ、検察の厳正な捜査や政治改革の緊急性などを強調するだろう」と述べた。特検不可避論が出ているのもそのためだ。「成完鍾リスト波紋」にもかかわらず、朴大統領が最も気にかけている国政懸案は公務員年金改革だ。青瓦台関係者は「朴大統領と金武星(キム・ムソン)代表、新政治連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表が、先月の会合で4月の臨時国会会期中における公務員年金改革案の通過を約束した」とし「大統領はその約束が果たされることを信じている」と強調した。


高熱・腹痛苦しめられた朴大統領…「李完九辞表」だけ先に処理(1)

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