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<インタビュー>『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』著者の渡邉格さん(3)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.04.01 14:21
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--1週間に4日間働いて3日休むと聞きました。それでも店を運営できますか。

▼麻里子さん=「従業員は休みますが私たちは取引先の人に会ったり仕事をしたりしますよ」

 
▼格さん=「今後ビアホールが中心となれば、5日働いて火・水曜の2日だけ休もうと思います。ビールはそんなに大変じゃないですから。それから冬には1カ月の休暇を取って」

良い労働条件にもかかわらず勝山で働いていた従業員4人とアルバイトの2人は店の移転を伝えると全員が辞めた。麻里子さんは「店の移転の決定も少し唐突だったし、私たち夫婦でビールを手がける考えを前から言っていたが、彼らはパン屋としては終わりだと思ったようだ」と話した。智頭の新しい店ではとりあえずビールづくりを担当する従業員1人を新しく採用した状態だ。工事も並行して行っている。残りの従業員は気が合う人から徐々に採用するつもりだ。

--家族全員が幸せそうに見えます。ひょっとして幸せではない部分もありますか。

▼格さん=「田舎にきて生活するのは苦労が多いです。苦労がなければ幸福も感じることができないのではないでしょうか。そのまま経済的な成功だけを追い求めていれば、より気楽に生きられる方法があるのではないかという気がする時もあります」

▼麻里子さん=「私もです。以前のパン屋も閉めようと思って閉めたというより、やむを得ず閉めた面もあって。そこで都市で生まれ育った私の限界が見えて悲しかったし。今は特に新しい店を準備する期間なので、お客さんたちと話して楽しい時間を持つことができませんよね。でも基本的に一日の大部分を家族と一緒にいることができるのが幸せです。成し遂げたい目標があるということ自体が幸福ですから」

◆渡邉格さんの哲学は「腐る」という自然の摂理を追い求める「田舎のパン屋」

格さんは資本主義のシステムを拒否したわけではない。彼は学生時代に放浪を繰り返し、遅れて千葉大学園芸経済学科を卒業した。30代になって有機農の農産物会社に就職した。だが原産地の虚偽表記、裏金取引などに嫌気がさして会社の同僚だった麻里子さんとともに1年後に退社した。2008年に東京近郊の千葉県でパン屋タルマリーをオープンさせた。2011年、東日本大震災後に環境問題を憂慮したあげく岡山県勝山市に引っ越した。昨年11月にロール製粉機設置の問題で勝山氏のパン屋をたたみ、鳥取県智頭村に再び移転して開業準備中だ。格さんは製パン技術を習うために就職したパン屋で午前1時45分から翌日午後7時まで働いた。彼はこの経験から、従業員の超過労働時間などが利潤の源泉だと信じていた。それで彼は利潤の最大化を追求する資本主義システムから脱却して農薬と肥料を使わず直接培養した天然酵母菌だけで発酵させたパンを作って適正価格を受けとるものの、利潤は残さないという哲学を守っている。彼の信念はこうだ。「『腐る、腐敗する』ということは自然の摂理だ。したがって『腐敗しない』というのは自然の摂理に反する現象だ。絶対に腐敗せずに増えるのがお金だ。お金のそのような不自然さが『小さくても本物であるもの』から私たちを遠ざけている」。(中央SUNDAY第419号)


<インタビュー>『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』著者の渡邉格さん(1)

<インタビュー>『田舎のパン屋が見つけた「腐る」経済』著者の渡邉格さん(2)

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