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【コラム】環境オリンピックを夢見る3年後の平昌

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.24 09:29
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2009年に日本で開かれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。東京ドームのあちこちを飾る異色な広告コピーがメディアと人々の関心を引いた。「野球の力で温暖化ストップ!」。「マイナス6%プロジェクト」として知られるこのキャンペーンは、1チーム当たりの平均試合時間を6%減らせば1試合当たり約435キロワット時の電力を節約できるという親環境プロジェクトだった。似合いそうにない野球と地球温暖化の組み合わせは大成功を収め、その後「環境」は大規模な国際試合では常連のテーマになった。

スポーツはいつのまにか楽しさに加え環境に対する使命まで持つ道具になった。人類全体に普遍的影響力を及ぼす手段であるだけに、スポーツが伝える親環境メッセージは私たちの生活にはるかに強い波及力を持つ。スポーツが活性化されている米国、英国、ドイツなどスポーツ先進国では親環境競技場の建設、有名選手たちの環境保護活動などを前面に出しスポーツと環境の共存が活発に繰り広げられている。

 
2018年に江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)で開かれる冬季オリンピックもこうした傾向を反映し環境オリンピックを目標にしている。再生可能エネルギー発電、グリーン製品の優先購入、電気自動車充電インフラ拡大と電気自動車活用などを通じ炭素排出を最小化し、雨水再利用システム構築、ごみ埋立地でのスポーツ団地造成、炭素相殺に向けた景観林造成などを通じ環境オリンピックを完成するという青写真を持っている。韓国環境公団は温室効果ガス排出量算定、相殺プログラム開発、周辺地域の悪臭低減など、平昌組織委員会との環境協力を通じ環境オリンピックの設計を助けている。

3年後のいまごろには平昌で冬季オリンピックの真っ最中だ。平昌はオリンピックを通じて韓国を代表する観光地から世界的な名所に生まれ変わる可能性が大きい。排出権取引制の先導的開始、グリーン気候基金事務局誘致を通じ環境先進国に向かっている韓国でも環境的効果を最大化できる機会だ。スポーツと環境の調和が取れた発展が平昌で花開くことを期待してみる。

イ・シジン環境管理公団理事長



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