【コラム】東京都知事へ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.09.20 09:12
7日のアルゼンチン・ブエノスアイレス国際オリンピック委員会(IOC)総会の記者会見で質問した韓国の記者です。まずは、2020年夏季オリンピック(五輪)の招致、おめでとうございます。質問をした時に話しましたが、2018年に韓国で、2020年には日本で、それぞれ冬季・夏季五輪が開催されるのは大きな意味があります。それで「アジアでの連続開催が五輪、北東アジア地域情勢に与える影響」を尋ねました。猪瀬直樹東京都知事の答弁は正直、残念でした。「質問の真意が何か分からないが、東京の2020年五輪招致はすでに確定した。2018年に平昌(ピョンチャン)で五輪が開催されるからといって2年後に東京で開催されることはないという決まりはない」という内容でした。
最初は通訳を疑いました。しかし竹田恒和招致委員会理事長から「アジア国家の相次ぐ開催がスポーツはもちろん、地域情勢の発展にも役立つことを願う」という回答があったので、質問が誤って伝えられたわけではないようです。会見後、日本の記者が近づいてきて、「(知事が)なぜそのように答えたのか分からない」と話していました。知事から“妄言製造機”のイメージを払拭し、韓日関係に対する希望ある発言を期待したのは、行き過ぎたことだったのでしょうか。あるいは韓国に対して無条件に敵対フレームを持っているのではないかと心配になります。ある日本人記者は「(知事が)あまりにも疲れているようだから理解してほしい。代わりに謝る」と言いました。