13兆ウォンを投入した平昌、五輪以後が見えず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.01.15 14:44
生産誘発効果20兆4973億ウォン(約2兆円)、雇用創出23万人、大会期間の外国人観光客20万人。平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)招致委員会と江原道が発表した2018年平昌五輪の展望だ。しかし「バラ色展望」には大会以後の施設活用と観光地化のための予算・人材・組織がなく、懸念が強まっている。五輪以後を準備しなければ、五輪後に深刻な財政問題を抱え込む“五輪の呪い”につながるという警告だ。
1日に国会を通過した2014年の政府予算によると、2018年までに投入される平昌冬季五輪予算は計12兆8485億ウォン。これは大会招致当時の8兆8098億ウォンからわずか1年半で50%も増えた金額だ。にもかかわらず、この予算には五輪後に平昌と江原道一帯を国際的な観光地として活用するための総合計画は含まれていない。五輪予算は競技施設建設(11兆879億ウォン)と大会運営(1兆7606億ウォン)の項目がすべてだ。