崩れたノキアが韓国に送ってきた「メッセージ」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.14 11:16
#フィンランド北部にあるオウル(Oulu)市の街は、夜11時になれば闇に包まれる。市が財政の節約のために毎週日~木曜日の夜間は街灯を消すことにしたのだ。オウルはノキアの携帯電話の工場で有名だったが、ノキアが崩れて以降は市の経済がさまよっている。大韓貿易投資振興公社(KOTRA)のチョン・ウンジュ・ヘルシンキ貿易館長は「福祉支出が多い上に欧州財政危機まで重なってフィンランド経済が長い間力を失っている」と伝えた。
#ヘルシンキ付近のアルト大学にある「スタートアップサウナ」という赤レンガの建物には、若者たちの足が絶えない。ここはフィンランドで24時間開いている創業支援センターとして有名だ。予備創業者は先輩創業者からメンターリングを受けてアイデアを試作品として作ってみることもできる。在韓フィンランド商工会議所のヘイキ・ランタ議長は「韓国に『負けん気』精神があるとすれば、フィンランドには似たような概念の『sisu』精神がある」として「経済が多少難しくてもフィンランドの創業熱はいつになく熱い」と話した。