「韓国の創造経済、インド新内閣などアジア各国の経済政策は欧州の経済振興政策であるホライズン２０２０、ユーロスターズと一脈相通じている。人的交流を強化して協力事業を発掘し、アジア－欧州間のシナジーを起こそう」。

韓悳洙（ハン・ドクス）韓国貿易協会長が１６日（現地時間）、イタリアのミラノで開かれる第１０回アジア欧州首脳会議（ＡＳＥＭ）の本会議でＡＳＥＭ首脳たちに経済協力に対する意見を伝える計画だ。

この日の会議で韓会長は「アジアと欧州は２０００年以降の交易規模が年平均８．２％も増えた最大の交易パートナー」と説明して、相互経済の発展のために人的交流の強化と交易・投資増進を強調する予定だ。

韓会長は具体的に▼アジア－欧州自由貿易協定（ＦＴＡ）の拡大▼創造経済分野の開発▼中小企業間の協力増進▼熟練技術者の交流拡大▼第３市場の共同進出など「５大近道」を提案する。韓会長は「２００１年から２４００人の大学生が『ＡＳＥＭデュオ（ＤＵＯ）』など人材交流プログラムで交流したが、青年熟練技術者の採用や居住許可は依然として不十分だ」としながら「アジアと欧州の雇用不均衡、青年失業解消のための政府レベルの努力が必要だ」と強調する展望だ。

一方、韓会長は同じ期間にミラノで開かれるアジア欧州ビジネスフォーラム（ＡＥＢＦ）総会にも参加して「アジア－欧州間の経済協力の現在と未来」という基調演説を行う。

イ・ドンギ貿易協会広報室長は「韓会長は４０余りの会社で構成された経済使節団を率いてミラノ・トリノなどイタリア産業の中心地にある力のある中小企業を訪問し、両国間の中小企業協力案も推進する計画」と話した。使節団には現代（ヒョンデ）自動車・サムスン電子など韓国系グローバル企業、ターボソニック・ヨンドベルベットなどの中堅企業が含まれた。