「女性大統領」朴槿恵大統領の格別な外交感覚(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.10.23 17:14
朴槿恵(パク・クネ)大統領が翌月2~9日に英国・フランス・ベルギーを訪問する。就任後4回の「セールス外交」と「多国間外交」に続く欧州歴訪だ。もっとも注目すべきはエリザベス2世女王の招待による英国への国賓訪問だ。朴大統領は英国訪問の際にバッキンガム宮殿に滞在するものと見られる。国賓訪問の儀式にしたがって儀仗隊査閲のような公式歓迎式を持ち、バッキンガム宮殿までは黄金色の王室馬車を利用すると予想されている。若い時期に「ファーストレディー」の経験がある朴大統領が、エリザベス2世女王に会ってレベルの高い「品格外交」を披露するだろうという期待も大きい。朴大統領は欧州歴訪の際に「セールス外交」とともに文化界の多様な人々にも会うという。
朴槿恵大統領がこれまで見せてきた4回の外交の歩みにはいつも「成功」との評価がついた。朴大統領は先月ロシアのサンクトペテルブルクで開かれたG20(主要20カ国)首脳会議を機に多国間外交の舞台デビューに成功した。ベトナムでは「セールス外交」の成果を上げた。今月初めにはアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、ASEANプラス3(韓日中)首脳会議に参加して、各国首脳から韓半島信頼プロセスに対する幅広い共感を引き出した。今年5~6月の米国・中国訪問でも北東アジア均衡外交という成果を上げた。李明博(イ・ミョンバク)政権時に中国が韓国に抱いていた空しい感情をなだめた。