ヒューマノイド・ロボットの進化…便利で安全な暮らしの向こうには=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.06.24 17:52
日本もロボット産業では米国に次ぐ水準だ。人工知能を組み合わせて人と対話をする試みという側面ではかえって米国の先を行っている。今月5日、ソフトバンクの孫正義会長が東京で公開した「感情ロボット」ペッパーは日本のロボット産業の方向を語っている。ソフトバンクによればペッパーは人の表情と声を分析して感情状態を推定してそれに合わせて適切な対話をすることができる。また、各家庭やオフィスに配置される数十万台のロボットとクラウドを通じて経験を共有し、時が経つにつれ更に賢くなる。ペッパーは足の代わりに車輪を付けて動く。1台当たり200万ウォン(19万8000円)水準の供給価格に合わせて、実際の生活で倒れない安定性を備えるために選択した方法だ。2000年初めて世の中に出てきたHondaのASIMO(アシモ)はもう時速9キロメートルで走ることができて、紙コップを台なしにしないで握ることができるほど鋭敏だった。
韓国もロボットでは先進国の隊列に属する。ASIMOから4年後の2004年、KAISTのオ・ジュノ教授が作ったHUBO(ヒューボ)はASIMOの後を追いかけている。歩いたり走っったりするのはもちろん体を捻って踊りまで踊る水準に成長した。昨年8月にはグーグルのルービン副社長が自らKAISTを訪問してHUBO2台を購入していった。
KAISTキム・スヒョン教授チームの「ラプターロボット」は白亜紀の肉食恐竜ヴェロキラプトルを模倣した。身長が約47センチメートル、重さは3キログラムの小型ロボットだが高速走行をしながら脚と尻尾を利用してバランスを取ることができる。韓国科学技術研究院(KIST)のキム・ムンサン知能ロボット事業団長が2011年に作ったロボット「Silbot(シルボット)」はペッパーの韓国版先輩格だ。顔を認識して対話をすることができるなど30種類以上の知能型ソフトウェア技術を搭載した。老人の話し相手になって痴呆予防を助ける。すでに病院や痴呆支援センターなどで活用されていて今月の初めから一般販売も始めた。だが、ペッパーより価格が10倍は高く、別途のマーケティングや支援なしでは販売が容易ではないように思える。