“失われた20年”日本が積極的に海外M&A、なぜ?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.17 09:09
日本経済が“失われた20年”の泥沼に陥っているが、最近の日本企業の動きは違う。海外で積極的に企業買収に乗り出している。獲物になりそうな海外企業が見つければ飛びつく。20年前のバブル経済ピーク当時も似た動きが見られたが、失敗した。しかし今度は違うと自信を表している。
主要買収対象は08年のグローバル経済危機後に経営難に苦しんで売りに出された欧米の通信・情報技術(IT)・広告・医薬品会社だ。日本最大M&A(買収・合併)コンサルティング会社のレコフによると、今年1-9月の日本企業による外国企業M&Aは364件で、歴代最大だった90年の同期間の実績を上回った。前日確定したソフトバンクによる米国3位無線通信会社スプリント買収まで合わせると、金額で6兆5609億円にのぼる。
ソフトバンクのスプリント買収は1兆5709億円で、日本企業のM&A史上、3番目に大きい規模。最大は06年に日本たばこ産業が2兆2530億円で買収した英国の多国籍たばこ会社ギャラハーで、2位はソフトバンクが同年1兆9172億円で買収した英通信会社ボーダフォン日本法人。昨年は武田薬品工業が1兆1086億円でスイス製薬会社ナイコメッドを買収した。