現代起亜車、水素燃料電池車の量産体制築く…ベンツ・トヨタより1年も早く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.29 14:29
燃費および環境関連規制が強化されるなか、世界自動車業界はグリーンカーの開発に死活をかけている。昨年世界で販売された完成車7900万台のうち、エコカーの比重は2.1%水準だった。2020年には7.6%まで伸びる見通しだ。現代車グループは全社的な投資を通じ、エコカー市場で2020年までにグローバルトップ企業への跳躍を狙う戦略を立てている。
現代起亜車は1998年から次世代自動車に挙げられている水素燃料電池車の開発に乗り出した。水素燃料電池車は水以外に排気ガスを全く排出しない。現代車は先月、「Tucson(ツーソン)水素燃料電池車」を韓国で発表した。今年は光州(クァンジュ)広域市(15台)をはじめ、ソウル・蔚山(ウルサン)・忠清南道(チュンチョンナムド)などの主な地方自治体に40台を供給する計画だ。2025年までに合計1万台以上の水素燃料電池車を韓国内に普及させることを目標にしている。現代車の水素燃料電池車の量産体制構築は、ベンツ・GM・トヨタなどの世界の競争メーカーより1年以上も先んじている。
ツーソン水素燃料電池車は、最高速度時速160キロ、停止状態から時速100キロに達する時間は12.5秒で内燃機関車に次ぐ。1回の充電で走行可能な距離は415キロ。