【コラム】残忍な張成沢の処刑…北朝鮮の運命は(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.16 15:27
「南側ならば無罪で、処刑対象ではない」。判事をする友人が北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)の判決文を見た後に打ち明けた所感だ。チャンの自白の中で「政変時期は確実に決めたことはなかった」という部分が目を引く。判事の友人は「李石基(イ・ソッキ)事件の弁護団も『内乱の手段・方法・時期についての事実が立証されていない』として無罪だと主張しないだろうか」と反問した。彼は「張成沢が自身の秘密資金の倉庫から460万ユーロを使い果たしたのは私有財産に該当し、外国のカジノ出入りの件は時期・場所・金額が特定されていない」と首を横に振った。
この判決文は6400字を超える。「判決は即時に執行された」で締めくくられるまで、万古逆賊・売国奴といったあらゆる政治的修辞があふれている。判事の友人は、それなりに証拠が後押しされている容疑として「漫然と拍手した」と「元帥様の親筆書簡を刻んだ天然の花崗岩を、指揮部庁舎の前ではなく陰になった場所に建てた」を指摘した。彼は「韓国では公務不注意についての懲戒ならば分からないが、起訴自体が不可能な事案」と、手を大きく左右に振った。彼は「真実にアプローチするには、法律などを見るよりもいっそ違う方向から探してみなさい」とすすめた。