【社説】張成沢処刑後…誇張も傍観も禁物
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.16 13:20
張成沢(チャン・ソンテク)の電撃的処刑で極端な一人独裁の狂気を見せている北朝鮮の動向が連日、大きな関心事だ。自分の後見人であり、政界の核心だった叔父を粛清し、直ちに処刑してしまう北朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の姿は、北朝鮮はもちろん、人類全体の歴史の中でも類例を探すのが難しい残忍性を表している。金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)・金正恩に続いた3代権力世襲にどれほど無理があり、こうした体制を維持するのにかかる費用がどれほど大きいかを実感させる。
残念ながら、北朝鮮内のことを正すために我々が介入する余地はほとんどない。しかし北朝鮮政局の非常識な行動が我々にどんな影響を及ぼすかについては、綿密に観察して追跡することで、韓半島(朝鮮半島)安定への悪影響は事前に予防する必要がある。