【コラム】「ワンボイスないしはノーボイス」…韓国外交、存在感発揮できず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.05 09:51
闇がたち込み始めた。派手な年末のロンドンの都心部から少し外れた所にランズダウンクラブがあった。250年になる建物のわりによく管理された外壁には、1780年代に首相を歴任したランズダウン侯爵や1920年代のデパート所有主として名が知られたヘリー・セルフリッジが暮らした場所という表示がついていた。いわゆる「名所」であった。韓国にとってはしかし、それ以上の場所だった。
101年前の1902年1月、2人の男がここで外交文書に署名した。西欧の列強国と東洋の1つの国が初めて対等に締結した条約として知られた日英同盟だった。日本にとっては、これがアジア強国への大きな踏み台となった。2年後、日露戦争で勝利したが、日清戦争で勝っても露・仏・独の干渉によって「戦利品」を出さなければならなかった外交的敗退を、9年ぶりに報復したものだった。