安倍氏に会ったバイデン副大統領「中国防空圏の憂慮、習近平に伝える」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.04 08:50
「6日間のCADIZ(中国の防空識別圏)外交戦」が始まった。
韓国と日本、中国の歴訪に出たジョン・バイデン米国副大統領は2日夜、最初の目的地である日本に到着し、3日午後に安倍晋三首相と1時間余りの会談を行った。その後2人は共同記者発表をした。彼らが出したメッセージのうちで最も目を引いたのは、やはりCADIZ問題であった。
バイデン副大統領は「(中国が設定したCADIZ)地域の緊張を高め、事故や誤算の危険を高めている」と中国を非難した。安倍首相も「力による一方的な現状変更の試みは黙認できず(今後も)自衛隊や米軍の運用を含めた両国の対応は、全く変更しないことを確認した」と強調した。バイデン副大統領は「あさって(5日、中国の習近平国家主席に会う時)、このような憂慮を具体的に提示する」と強調した。CADIZ問題において両国の「餅」のような共助を国際社会に示したものだ。ただし4日に中国を訪問するバイデン副大統領の立場を考慮し、「撤回」という表現を使ってはいない。