北朝鮮、韓・米・中協調の度に“対話カード”(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.17 09:39
北朝鮮が今度は米国に会談を提案した。南北会談の中止から5日後の16日午前、金正恩(キム・ジョンウン)が第1委員長を務める国防委員会の報道官を通じた「重大談話」形式だった。北朝鮮は談話で、「朝鮮半島の緊張局面を解消し、地域の平和と安全を実現するために、朝米当局の間で高官級会談を開くことを提案する」と明らかにした。議題には▼軍事的な緊張緩和▼停戦体制の平和体制転換▼米国が出した「核なき世界の建設」--を提示した。「会談場所と期間は米国に合わせる」と述べた。
北朝鮮の電撃的な提案は、朴槿恵(パク・クネ)大統領と習近平中国国家主席が北京で北朝鮮の核問題などに対する協調を協議(27日)する10日前に出てきたものだ。中国に対しては「われわれを軽視すれば米国に接近する」(キム・ヨンヒョン東国大北朝鮮学科教授)、韓国には「韓国を越えて朝米対話をすぐに推進する」(統一部当局者)というメッセージを送ろうとしたとみられるが、軽率な部分も多いというのが当局者の評価だ。