【中央時評】無秩序な身内、青瓦台=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.16 13:55
尹昶重(ユン・チャンジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官主演の、総天然色低質映画が1週間上映中だ。米国で朴槿恵(パク・クネ)大統領がどんな韓服を着たのかも忘れてしまった。関心は、ひたすら尹氏が下着姿であったか、でなければ素っ裸だったのかに傾く。青瓦台の調査内容と尹氏の釈明を合わせると笑わせるようなシーンになる。裸の尹氏が、夜明けにホテルルームに訪ねてきた21歳の女性インターンの前でこう叱り飛ばす。「ここになぜ来たんだ?はやく行け」。
海外ロケをしたプロモーションビデオのように、上級英語の微妙な語感差も引き立って見える。「腰をトンと叩いた」のは、最初はタッチ(touch)だと思っていた。だが米国警察の書類を通じてgrab(ぎゅっとつかむ)やsnatch(飛びつく)、そしてgrope(まさぐる)という繊細な差まで会得した。身体部位もそうである。これまでhip(でん部)だけは知っていたが、buttock(お尻)という単語までは知らなかった。このような映画がシリーズで出てくれば、あえてTOEICを勉強する必要もない気がする。