韓国の消費者金融飲み込んだ日本の金融業者、貯蓄銀行市場をノック
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.30 09:27
親愛貯蓄銀行の社員はこのところ毎日のようにテレビ会議システムで業務教育を受けている。同行は5月に整理された未来貯蓄銀行を日本のクレジットカード会社のKCカードが買収し19日にオープンした貯蓄銀行だ。経営陣は買収直後から「日本式経営」を社員に教えている。同行関係者は、「貸し付け審査はもちろん貯蓄銀行のすべての業務に対しマニュアルを作り、特に順法・倫理教育を徹底的に受けている。順法監視人を役員クラスに格上げし、順法監視担当社員を20人余り確保して15の支店全体に派遣した」と説明した。同行は近く年10%台後半~20%台半ば水準の金利で信用貸付商品を出す計画だ。韓国の貯蓄銀行の信用貸付金利は消費者金融と同水準の年30%台後半が普通だ。同行は、「日本側経営陣が貸し付け審査や不良債権管理に自信を見せている。20%台の信用貸付でも十分に収益を出せるとみている」と説明した。
低い調達金利と貸し付けノウハウを前面に出し消費者金融業界を占領した日系金融が今度は貯蓄銀行市場をノックしている。一時業界2位だった未来貯蓄銀行が日系金融に買収されたのに続き、現在業界1位の現代スイス貯蓄銀行も日系金融に経営権が移る可能性があると伝えられた。「ラッシュ・アンド・キャッシュ」で知られるA&Pファイナンシャルも真剣に貯蓄銀行買収を検討しているとされる。