【社説】韓国戦争参戦手当12万ウォンは国格の問題
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.25 09:46
韓国戦争(1950-53)参戦有功者のうち現在生存している人は約17万人だ。平均年齢は82歳で、毎年1万-1万5000人が他界している。49%が病魔と闘い、87%は生活に苦しんでいる。国がこの人たちに提供する金銭的な恩恵は、12万ウォン(約8000円)の参戦名誉手当と10-60%の医療費減免が事実上すべてだ。基礎生活保障法に定めた1人当たり最低生計費(55万3000ウォン)にもならない月平均49万ウォンの収入で、この人たちは何とか暮らしている。韓国戦争から62年を迎えた大韓民国の恥ずかしい自画像だ。
セヌリ党の李荘雨(イ・ジャンウ)議員(大田東区)ら34人の国会議員が先週、参戦有功者の処遇改善のために「参戦有功者礼遇および団体設立に関する法律改正案」を共同発議した。参戦名誉手当を1人当たり最低生計費の50%に定め、今後5年間、段階的に上方修正するのが法案の骨子だ。似た改正案が第18代国会当時も発議されたが、政府の財政負担とベトナム戦争参戦有功者との公平性問題のために廃棄となった。