【社説】鉄道の安全は国格を左右する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.26 11:09
監査院が昨日、事故が頻発している韓国高速鉄道(KTX)に対する予備監査に入った。国土海洋部も「KTX安全対策」を追加で発表した。2月に光明(クァンミョン)駅付近のトンネルで発生した脱線事故後に46項目の推進課題を出したが、これに36項目を追加したのだ。23日に発生した中国温州高速鉄道事故で、国民の不安感が強まっている。頻繁なKTXの事故は地震で言えば大地震前の初期微動に該当する。韓国鉄道公社(KORAIL)は温州惨事を自国で発生した事故のように受け止めて、警戒心と覚悟を抱く必要がある。
私たちは、KTXの安全に確信がなければ、国民に不便があっても運行の一時中断を検討すべきだと勧めた。中国のように人命事故は発生していないが、夏休みシーズンに乗客の「不安」を乗せて走る姿は危険だ。もちろんKORAILは「KTXは落雷はもちろん、車軸・レールの異常高温、地震・強風・大雪、運転手の突然の身体異常など各種突発変数に十分に備えていて安全だ」と強調する。前の列車が停止した場合、後続列車は6キロ離れた地点から速度を落とすように設計されているため、中国のような追突事故はありえないということだ。