【コラム】頭脳が流出する日本、韓国も同じ道へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.30 17:29
日本で頭脳流出問題が提起されたのは約20年前だ。 サムスン電子・LG電子など韓国企業が日本電子企業から半導体・白物家電分野の技術者を招聘した時期だった。 日本人の頭脳のおかげで韓国企業は世界トップメーカーに成長し、日本企業はこうした韓国企業に苦戦して競争力を失ったというのが日本の見方だ。
最近、日本でまた頭脳流出を警戒する声が出ている。 旧ソ連崩壊後に科学頭脳が職場を求めて外国へ流れた現象のように、この数年間、日本では同じことが起きている。 巨額の赤字に苦しむ日本企業は、大々的な事業縮小と人員削減を続けてきた。 例えばソニーは08年秋のリーマンショック後、1万6000人をリストラし、今年また1万人を減らす計画だ。 パナソニックと三洋電機は2年間に3万人以上を減らした。 開発環境や処遇も悪化している。 優秀な技術者が自分の意思でも離れていく雰囲気だ。