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韓国銀行の警告「このままいくと国の負債がGDPを超える」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.04.23 08:47
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2030年に国の負債が国内総生産(GDP)を超えかねないという警告が出された。韓国銀行のパク・ヤンス計量モデル部長など13人が22日に発表した「負債経済学と韓国の個人・政府負債報告書」の主張だ。今年2月に租税研究院が政府負債がGDPより多くなると予測した2050年より20年早い。韓国銀行は「租税研究院と違い公企業債務など潜在債務と金融性債務を含めた」と説明した。

最も大きな要因は高齢化だ。高齢化による社会保障性支出だけ考えても政府負債は2030年にGDP比72.3%に増える。ここに公企業の不良補填、公共住宅供給支援などを合わせればGDPの106%に達すると分析された。

 
例えば韓国経済が2015年まで毎年4.3%成長しその後2030年に2.1%まで少しずつ成長率が下がると仮定すると、2030年にGDPは4010兆9630億ウォン(約287兆879億円)となる。昨年のGDPは1240兆5040億ウォンで、毎年の物価上昇率3%を仮定した。研究チームの仮定通りならば、この時に政府負債は4251兆ウォンを超えるということだ。研究チームは、「とても多くの仮定を前提に出した数値」として具体的なGDPと政府負債予測値を公開はしなかった。

昨年の政府負債は422兆7000億ウォンでGDPの3分の1水準だ。韓国銀行の見通しがとても悲観的という指摘が出かねない部分だ。しかしパク部長は、「2007年に299兆ウォン台だった政府負債が4年間に30%近く増えた。2015年から政府負債が急激に増えるとみられるだけに、いまから備えなければならない」と話した。


韓国銀行の警告「このままいくと国の負債がGDPを超える」(2)

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