【社説】家計負債900兆ウォン、経済の活性化が解決法
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.28 14:35
韓国の家計負債が昨年末基準で900兆ウォン(約65兆円)を超えた。 事実上の家計負債である自営業者の負債まで合わせると1000兆ウォンを超える。 もちろんまだ金融機関の健全性を深刻に害するほどではない。 一部が不良債権化しても金融機関が支えれば、システムの危機につながることもない。 それでも家計負債の深刻性が指摘されるのは今後の問題のためだ。 この状況が続けば経済全般に手の施しようもなく大きな影響を与えることになる。
すでにその兆しは表れている。 積立や保険を解約する人が増えている。 生活資金が足りず融資を受ける人が3分の1にもなる。 また3人に1人は満期時に元利金を償還できない状態(31.1%)だ。 すぐにも国内の消費が大きな影響を受ける。 昨年10-12月期の実質消費支出がマイナスに転じた理由だ。 このままだと今年3.6%という低成長も達成できない。 どうにかして家計負債問題を解決または緩和する必要がある。