韓国の10世帯のうち9世帯「負債のため生計に負担」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.17 09:42
会社員のイさん(41)は今年から中学生になる息子を見る度にため息が出る。7年前にマンションを購入する際に借りた1億ウォン(約700万円)とそれ以外の負債額3000万ウォンに対し、毎月80万ウォン前後の利子を支払い、今でも生活が厳しいが、これから増える教育費をどうすればよいのか分からないからだ。イさんは「マイナス通帳はすでに限度になっているので増やすのも難しい」とし「どの支出を減らせばいいのか…」と話した。
負債を抱える家庭が生計の厳しさを肌で感じ始めている。韓国銀行(韓銀)が16日に発表した「2011年家計金融調査」によると、元利金または元金分割償還貸出がある10世帯のうち9世帯(89.6%)は「負債が生計に負担を与えている」と答えた。特に全体の3分の1の33.7%は「非常に負担を感じている」と明らかにした。昨年12月に全国2030世帯を対象に調査した結果だ。
韓銀が統計庁・金融監督院と共同で昨年3月末に1万世帯を調査した当時、負債がある世帯の74.2%が「元利金償還が負担になる」と回答した。調査対象の差を勘案しても、負債の心配をしている世帯が大幅に増えたのは明らかだ。