【コラム】韓国のDNAを見くびるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.10 12:08
野党指導者が韓米自由貿易協定(FTA)を「売国と愛国の戦い」と言った。「植民地」という過激な表現も口にした。ろうそくデモの幼い高校生は「病院費がなくて死ぬということか」と絶叫した。見ているほうの心が痛む。この24年間に筆者が現場で取材した3度の対外開放は全く違う結果をもたらした。おそらく韓米FTAも「植民地奴隷根性」と「誇らしい大韓民国DNA」の対決ではないかと思う。
新参経済部記者だった1994年、家電市場が開放された。当時、ソニー・松下は地球最強だった。日本企業がSSM(企業型スーパー)なら、われわれは雑貨屋だった。「日本の植民地になる」「売国奴」という非難があふれた。17年後の今日はどうか。サムスン・LG電子の「メード・イン・コリア」が世界を駆けめぐる。日本電子業界の利益をすべて合わせもサムスン電子の足の下だ。