「韓国では米国車が見られない」 オバマ大統領が韓米FTA批准を繰り返し要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.01 11:33
先月29日午前11時38分(現地時間)、金色で装飾された米国ホワイトハウスのイーストルーム。オバマ大統領が入ってきて演壇に立った。オバマ大統領がホワイトハウスで正式記者会見を行ったのは3月以来3カ月ぶりだ。失業率の高止まり、期間が迫っても停滞状態にある与野党間の政府債務上限引き上げ交渉など経済懸案をめぐり、自ら国民に訴えたのだ。ホワイトハウス記者団との会見は前日午後遅くに準備された。韓国メディアでは中央日報だけが参加した。
この日、世界で最も強力なパワーを持つといわれるオバマ大統領が、カリスマではなく切実な表情で、国民と議会を説得する姿が見られた。「議会は今すぐ企業の活動を良くする法を作ることができる。雇用創出法案も今すぐ通過させられる。やることが私たちの前に山積しているということだ」。
オバマ大統領の冒頭発言9分と質疑応答の59分を合わせて「今すぐ(right now)」という言葉をなんと25回も出てきた。今すぐできることの中には韓国との自由貿易協定(FTA)締結もあった。オバマ大統領は「率直に言うと、貿易関係で韓国は米国よりもはるかに有利だ」とし「米国では多くの韓国車が見られるが、韓国では米国車が見られない不均衡を是正しようというのがFTA締結の理由の一つ」と説明した。