「韓国のイラン制裁参加遅れに米国がいらだち」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.08.13 14:07
韓国政府が対イラン制裁同意を検討している中、米国政府の雰囲気が普通ではない。イラン核開発を阻むための国際協力に韓国の積極的な参加がなかなか見られないことに対して失望を見せている。特にバラク・オバマ大統領を含めた高位層が直接、韓国内の世論と動向を点検中だとし、韓米間核心懸案に浮上した形だ。
複数のワシントン外交消息筋によれば米国は対イラン制裁が効果をおさめるためには韓国の積極的な参加が必須だと見ている。ヨーロッパ連合(EU)とオーストラリア・カナダらが独自の制裁案を発表した状況で韓国と日本など、アジア国家の同意が続けば目のつまった制裁網でイランを孤立させ、核兵器開発放棄を誘導することができると判断しているのだ。このために数カ月前から積極的な同意要請にもかかわらず、韓国側の迅速な決定が下らず、憂慮とともに韓国に対する失望感を大きくしている。ある消息筋は「米国が公開的には明らかにしないが、本心ではいらだちを見せている」と伝えた。それとともに「イランの制裁問題はホワイトハウス最高の関心事で、オバマ大統領を含めた高位層たちが直接状況を点検している」と述べた。特に6月、カナダ主要20カ国(G20)首脳会議当時、李明博大統領とオバマ大統領間の韓米首脳会談でもイラン制裁問題が挙論されたものと伝えられた。