金長官はまた、「海外派兵専従部隊の創設と、平和維持活動（ＰＫＯ）センターの強化を推進している」とし、７月以降には命令さえあれば１カ月以内に部隊を海外に派兵できるようにする計画だと明らかにした。地震被害が発生しているハイチについては、国連との協議と現地調査を経てできるだけ早い時期に派兵する方針だとしている。

金長官は、「在任中に陸海空軍士官学校は統合しない」と述べた。代わりに放漫に運営されている陸軍の将校養成課程を整理する計画だと明らかにした。

◆北朝鮮軍の動向＝金長官は昨年１１月の大青海戦以降、北朝鮮が西海上の韓国側海域に対し射撃区域を宣布したことについて、「今後挑発をするための口実として提示したのではないか」と述べた。また、「最近北朝鮮軍が南浦付近で陸海空軍合同訓練を実施した。核やミサイル、その他軍事動向に対し韓米連合監視体制を強化している」と明らかにした。北朝鮮が挑発すれば大青海戦のように現場で作戦を終結するという方針も示した。

◆米軍基地移転＝金長官は、「戦時作戦統制権移譲と米軍撤収を連係する見方は誤りで、２つは別々の事案だ。在韓米軍２万８５００人は（基地移転後も）維持されるとみている」と強調した。在韓米軍は早ければ２０１５年、遅くとも２０１７年ごろに平沢・烏山、大邱一帯に移転する。金長官は在韓米軍の半分以上が家族をともなって韓国で３年以上服務することになり、米軍の韓国支援はさらに強化されるとの見通しを示した。


金泰栄国防部長官、「北朝鮮の核攻撃が明確なら先に攻撃」（１）


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