【社説】鉄道連結着工式を成功裏に終了…北朝鮮、最後の機会を逃さないように
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.27 15:16
韓国と北朝鮮が26日、開城(ケソン)板門(パンムン)駅で鉄道・道路連結着工式を行った。米国と国連の北朝鮮制裁が障害となったが、訪韓したスティーブン・ビーガン米国務省対北朝鮮政策特別代表が政府と緊密に調整した末に、制裁の例外が認められて実現した行事だ。これを契機に10月マイク・ポンペオ米国務長官の4回目の訪朝以降漂流してきた米朝対話が再開され、北朝鮮の非核化と平和プロセスの進展があることを願う期待感も高まっている。
韓国政府はこの他にも韓米調整によりインフルエンザ治療剤であるタミフル20万人分を年内に北朝鮮に伝達する計画だ。米国も米国人の北朝鮮訪問の解禁を検討し、マイク・ペンス副大統領が北朝鮮の人権状況を非難する内容の演説日程を取り消すなど、前向きな姿を見せている。北朝鮮はこの機会を逃してはならない。