【時視各角】「我々が滅びた道に進む」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.14 10:22
文在寅(ムン・ジェイン)政権を誕生させた一番の貢献者は朴槿恵(パク・クネ)前大統領だ。李明博(イ・ミョンバク)元大統領があれほど避けたかった朴槿恵政権発足を眺めなければならなかったように。米国も違うところはない。ウォーターゲート事件でどん底に陥った共和党は、道徳性を掲げた若手政治家カーターに苦杯をなめた。カーターの純真さに真っ青になった有権者はすぐに老獪なレーガンに変えた。前政権の欠点が政権交代のエネルギーになるのは大統領制民主主義の特徴だ。
注目すべきことは朴槿恵前大統領は保守政権を繋いだという事実だ。李明博元大統領の人気が落ちるにつれて反射利益は野党指導者の文在寅ではなく与党内の野党、朴槿恵に向かったからだ。大きな勢力として、執権者の主要政策にいちいちブレーキをかけながらも被害者イメージを築き、代案として席を固めていった。だが、執権後は違った。親朴は金武星(キム・ムソン)議員ら自分たちと対称点に立った要人を覇権で押さえつけた。