韓国党「お金を使って南北鉄道着工式を仮払いした格好」批判
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.27 10:32
26日、北朝鮮開城(ケソン)板門(パンムン)駅で開かれた「京義(キョンウィ)線・東海(トンヘ)線鉄道・道路連結および現代化着工式」をめぐり、自由韓国党を除いた与野党4党は「大陸鉄道の夢」が現実化するきっかけになったとして歓迎した。この日、着工式に参加しなかった韓国党は「北朝鮮の非核化に対する実質的進展がないまま行われる実体のない着工式」と批判した。
韓国党のキム・ビョンジュン非常対策委員長はこの日、国会で開かれた非常対策委員-重鎮議員連席会議で「いつ着工するか分からない、着工のない着工式をなぜ行うのか」として「少なくないお金を使って着工式を仮払いした格好だが、上場企業だったら株価操作の疑いでも抱かせること」と指摘した。キム委員長は「世論から支持を得てみたいとしか考えていないようだ。本来北朝鮮の非核化に対する実質的な進展なしに、われわれだけが武装解除している」と批判した。
羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表も「着工式と呼ばれる『着手式』に多くの政治家が行った」として「実体のない着工式」と不参加の理由を説明した。羅院内代表は「工事の範囲と推計はさておき、この事業がどの程度進行されるか予想もつかない、事業計画もない着工式で法的根拠もない」とし「一言で言うと、支持率のデッドクロスを過ぎた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の世論操作用(行事)」と主張した。